★活 動 日:毎月 第1日曜日 10:30~(※変更する場合もありますのでお問合せ下さい)

★活動場所:青少年の家(堺市南区片蔵32)

★講 師:福田真理先生 → 2019年4月より、藤本瑞穂先生

ミュージックケアって…

音楽を通して「生きてるっていいものだな」って感じること。

 

その場をグループのメンバーと共有して、「この時間、一緒に

居れて良かったね」と感じること。 (コミュニケーション)       


小さな成功を重ねて、「私ってなかなかやるじゃない!」

「僕もけっこう素敵だなあ!」って、感じること。

(自己肯定感を高める)

 

音楽があれば身体も手指も自然に動き出す。(身体機能を高める)

 

音楽があれば、止まるところ、動くところを自分で制御しやすい。(自己コントロール)


上手になることが目的ではありません。したくない時には無理にはしなくていいです。

できた時はいっぱいほめ合いましょう。


音楽にのってみんなで動くことがこんなに楽しいとは!
 音楽は、精神の深いところに
潤いをもたらしてくれます。

♪楽器を演奏するのが目的ではなく、音楽を通してコミュニケーション能力や身体機能を高めていくことを大切にしながら、楽しく活動しています。

ですので、歩けない小さなお子さんでも大丈夫! 

お母さんのお膝の上でも参加できますよ~♪

おとな向け公開ワーク(H27年11月1日)

 

ミュージック・ケアで心も身体も軽やかに!

大人も発散、リフレッシュ! 音楽で明日への活力を!

 

と題し、おとな向けワークを開催しました。

 

             ※大阪府福祉基金 地域福祉振興助成金 対象事業

以下は、参加者よりの感想です。

 

 

●大人向けワーク参加させていただき、曲順や動作の順番に意味があること、脳にもよいことなど、改めて学ばせていただきました。 こどもを気にすることなく、参加させていただき、楽しませていただきました。 

今後もさせようとするのではなく、楽しんでいるところを見せながら参加していきたいと思います。

 

 

●昨年に続いて、体験しながら、クールダウンや脳の活性化に作用する事がよくわかりました。

 

いろんな音の鳴るものや、楽器を使ってのミュージックケア、とても楽しく参加できました。 また、おとなワークも続けてほしいです。ありがとうございました。

 

 

 

●長くお世話になっているミュージックケアですが、一つ一つの動作に意味があることを、改めて知ることが出来て大変ためになりました。 娘は重度の心臓疾患があり、運動はできませんが、ミュージックケアは当日の体調に合わせて、動きを少なくしながらも参加できるので、これからも続けて行きたいと思います。

 

年齢が高くなった障害者が、こころのバランスを取るためにも、ぜひ参加して貰いたいです

 

 

●久しぶりにミュージックケアを受けて、とても楽しかったです。

 

おとなにもこのようなリフレッシュする機会が必要ですね。 何気ない動作の中に、深い意味があって、それを知らずに楽しんでいましたが、聞いて、なるほど、そうだったのか…と言う感じです。

 

お尻からお腹、お腹から頭、頭から頬…と音楽が変わっても、ポンポン、ペタペタと叩く順番が同じで、その中で、お腹やお尻を叩くのと同じ力加減で、頭や、頬を叩くと痛いわけで…おとなは無意識の内に、加減して叩いていますが、障がい児者には

そういう力加減がわかりにくい事でしょう。

 

でも、音楽に乗って繰り返しているうちに、力のコントロールを学び、それが、また自己コントロールにつながっていくのだと思いました。

 

親が、手をもってやらせようとするのは、この自分でやる力を、阻害すると思います。

 

「こうしなさい!」と、無理にやらすのではなく、そばにいる親が楽しむ事が大切と思いました

 

 

 

●いつも何気なくやっている動きに、こんな意味があるんだと、驚きました

最後のクールダウンの大事さに納得です!! ありがとうございます。

 

 

 

●子供が普段受けているミュージックケアですが、自分が今回受けて「見て」「聞いて」「動いて」「頭を使って」など、いろんな

刺激があり楽しかったです。 また、年齢や障害に応じて内容を工夫されていることもわかりました。

 

無理なく楽しめて、機能維持や回復に役立ちそうでいいなと思いました。 ありがとうございました。

 

 

 

おとな向け公開ワーク(H26年9月7日)


ミュージック・ケアへの招待 ~音楽が創り出す魅力的な世界~

…その人がその人らしく生きるために… と題し、

おとな向けワークを開催しました。


それぞれの曲には、なぜその曲を選んでいるのか? 選曲理由があるという事と、

目的があることを学びました。


以下は、おとな向けワークに参加した方々の感想です。


●各セッションにこめられた意味や意図を、初めて理解することが出来、とても良かったです。

●ミュージックケアというものがどういう事なのか、少しわかりました。

●長年参加させて頂いていますが、1つ1つの意味を、再認識させてもらいました。

●本当に目からウロコなことばかり!!でした。

ひとつの動作に深い意味があったり…またちがう視点でミュージックケアを楽しめそうです。

それぞれの曲に目的があることを体験しながら知ることが出来てとても良かったです。楽しかったです。

●1つ1つに意味がある事や、上手にする事より、楽しく自発的に参加する事が、「大切だ」という事を知りました。

今後、親の私が今までよりもミュージックケアの1つ1つの動作を大切に、ますます楽しく参加していきたいです。それにより、子どもに自発性や楽しさ、皆との一体感が芽生えたら、嬉しく思います。

●それぞれの曲や動作に意味があることを体験しながら、今回初めて知る事が出来て勉強になりました。

先生やみんなと同じ動作をさせようとしがちですが、「ありのままでいいんだ」という事が良く分かりました。

楽しく参加出来ました。


緊張をほぐすところから始まり、

→ 上肢運動・身体のタッピング →

指折り → ボディイメージの獲得 →

三次元の空間認知 → 静と動・解放とコントロール → 手首の旋回運動 → 手と足の協応 → 発散 → みんなで合奏を楽しむ → 一体感 → 解放とコントロール → 模擬動作 →最後にクールダウンします。



曲のはじめと終わりがわかることで、見通しが立ち安心できる事、無理やりさせない・したくなるまで待つ、介助者が楽しむ姿を見せる事が大切であるという事などを話しながらのセッションでした。

公開ワーク(H25年6月19日)

ミュージックケア…自己肯定感が育つために…

という事で、福田真理先生にお話しいただきました。

 

★ミュージックケアの特性

〇集団セッション…共感することの喜びを感じ、他者を意識し、自分の行動を合わせる。

〇時間と空間の共有…始まりと終わり。目に見えない「時間」を捉える。

「今・ここで・ともに」の体験をし、曲が終わったあとの一瞬の静寂を共有。

〇身体の動きや言葉を誘発…音楽の持つ力 → 思わず動く・歌う。

懐かしい音楽のもつ物語る力 → 記憶を助ける。

〇コミュニケーション…誰かとつながっている心地よさ。受け入れられる安心感により、自己肯定感が育つ。

 

★ミュージックケアのポイント

〇静と動…コントロールと解放。動くところより止まるところが大事。

達成感・成功感を得る → 自信を持てるようになる。

止まった後にくる解放の気持ちよさ。

〇見通しを持つ…始まりと終わり・1曲の流れの中・そして次の曲へ。

自分をコントロールしやすくなる。

「~して、~する」につながる。

○選択…するかしないか自分で決める。する気になるのを待つ。

自分で選んで決めると嬉しい。

○繰り返して同じ曲…知っていることの安心感・見通しを持てる。

 

★「発達=できるようになること」だけではなく、心が育つ事。

★自分らしく生きる力を育てる事。

★「自分を好きになる」…学習は私たちを含めて一生のもの。

 

ミュージックケアは、音楽の特性を利用して、その人がその人らしく生きるための援助をすること。